いくつものスクリーンがある複合映画館が主流の中、スクリーン一つで営業を続けるBRIDGE(3010 Geary Blvd.)で「Jiro Dreams of Sushi」を観ました。小雨がパラつく金曜の夜。目を引いたのは「WORLDS BEST POPCORN」の文字。本当か?
ゴールデンゲートブリッジ開通の2年後、1939年に建てられたというこの映画館は内装もシックな感じで、思わず女子トイレをパチリ。スタッフもフレンドリーで、映画が始まる前にはスクリーンの前で「今日は来てくれてありがとう」とあいさつしてました。
世界一と豪語する(?)ポップコーンも購入。うーん、この絶妙な塩加減。でもまぁフツーのポップコーンでした。
映画は、ミシュランガイド東京版で三ツ星に輝いた銀座「すきやばし次郎」の店主、小野二郎さん(85歳)を追ったドキュメンタリー。カウンター10席のみ、トイレなし、しかも場所は地下道という、前代未聞の三ツ星レストランらしいですが、もっと上の鮨を握りたいと80歳を過ぎても前を見続ける小野さんがポツリポツリと話す言葉が印象的です。あと長男、禎一さん(50歳)が店の脇(=地下道)で海苔を焙ってるシーンとかも。流れるような手さばきで握られる鮨の描写も丁寧で見応えがあるので、まだ鑑賞されてない方はぜひ。
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