図面作成ソフトAutoCADシリーズで知られる Autodesk社が毎週水曜日、サンフランシスコオフィスの一部を展示スペースとして一般に公開していると聞き、このビル(1 Market Street)にやってきました。この構図、以前も撮ったことあるなぁと思ったら、この時にも来てました。
入ってすぐのエレベーターで2階に上がると、いきなり展示物が目に入ってきます。ミュージアム気分で好きなように歩き回っていいのかな?と思っていたら、受付のお姉さんに声をかけられました。
「ギャラリーを見に来たんだけど…」と告げると、ゲストリストに名前を書くよう求められ、ついでにこのギャラリーのことをどこで聞いたのか尋ねられました。なにかのウェブサイトで見た、みたいなことを話しながら名前を書くと、このガラス張りのドアのロックが解除される音がして、中に入ることができました。
展示スペースはわりと広くて、Autodesk社のソフトを使って製作された図面や模型をじっくりと見ることができます。ちなみに手前左は、今秋に開通予定のオークランド・ベイブリッジのイーストスパンの模型。右奥に見えるのは、カリフォルニア州カールスバッドのレゴランドにあるレゴ製恐竜を再現したものです。
レゴで大きな作品を作るのって、実は緻密な計算と設計が必要なんですねー。こうゆうのってすごいなぁ。と、かなり熱心に写真を撮っていたら、恐竜越しにセキュリティーのおじさんにチェックされていました。
もちろん、単純に(?)楽しい模型ばかりが展示されてるわけではありません。入り口付近では腕時計の部品を紹介。すごーく小さい部品もルーペで検証できるようになっていて、その細かさに感動します。
医療の分野でも広く活用されているようで、説明を読んでも全然分からない分子や遺伝学に関するものから、見ただけでその精巧さと種類の豊富さに感心する義足の数々まで、幅広い内容の展示が続きます。
Market Streetに面した窓際にはコンセプトカーが大小2台。ほかにも高層ビルや公共居住施設、それから、オークランドに建設された Cathedral of Christ the Light などの模型をはじめ、ナイキのプロダクトデザインの歴史や、デジタルアートの世界でのソフトウェアの活躍ぶりなど、ほんとにいろんなものが詰め込まれています。これで無料なんて、行かなきゃ損かも。
ということで、ビジター向けの情報はこちら。もちろん公式サイトには、もっと詳しい情報があります。