ゴールデンゲートブリッジに近いマリーナ地区から、オークランド・ベイブリッジが見えるピア15に場所を移し、先月中旬にリオープンした体験型科学館エクスプロラトリアム(Exploratorium)に行ってきました。
といっても、入場料は一般25ドル。ベイエリア9郡の住民なら割り引きを利用して20ドルで入れますが、それでも安くはないので、今回は無料で見学できるエリアだけにフォーカスしてみました。この地図の赤い点線のエリアです。
いきなり科学っぽい装置がありました。これは何を調べる機械でしょう?
こちらはベイエリア各地の海底からサンプルを集め、それを構成する砂や石、貝殻の種類や割り合いの違いを紹介するコーナー。丸い窓のような水槽にはハンドルが付いていて、自由に回して水と混ぜることができます。デルタのサンプルは砂(というか泥)が多くて、一回混ぜるとなかなか透明に戻りません。
逆に太平洋側のロデオビーチ(マリン郡)は石が多いので、水と混ぜてもすぐに下に集まってしまいます。ちなみに後ろに見えるのはオークランド・ベイブリッジ。コーヒースタンドとベンチもあるので、ここでひと休みなんてのもいいですね。
ピア15とピア17の間には橋が架かっていて、サンフランシスコらしい景色が楽しめます。
と思っていたら、あっという間に霧が発生して、さらにサンフランシスコらしい景色に変身!これはナイスな仕掛けです。
こんな風に橋の両側に噴射口(その数、800以上だそうです)が設置してあって、30分おきに人工の霧を作り出します。この Fog Bridge は日本人アーティスト、中谷芙二子さんの作品で、今年9月16日(月)まで展示中。ちょっと検索してみたら、中谷さんは1933年生まれだそうです。今年80歳!霧の彫刻家として世界中で活躍していますが、サンフランシスコでの展示は今回が初めてとのこと。すごいなぁ。
それから、どこかのフードブログで読んだだけで実際に確認はしていませんが、元・かぶと寿司の大将がこのレストラン Seaglass にいらっしゃるそうです。メニューは地元産の食材をつかったサラダやピザからお寿司まで、かなり幅広い感じ。入場券を持っていなくても入れるので、次回は挑戦してみたいです。
敷地内にはカフェやおみやげ屋さんもあって、こちらもチケットなしでOK。エンバカデロ通りに面したロビーには、この土地にエクスプロラトリアムが完成するまでの経緯や、開港150周年を迎えたばかりのサンフランシスコ港の歴史を紹介する展示があって、もちろん無料で見学できます。
この辺りは散歩にも最適なので、お天気のいい日にぜひ出かけてみてください。これはまったくの余談ですが、入り口の広場にある円柱で写真を撮るとすごーく痩せて見えますよ!