最近ベイエリアの主要道路を通るたびに、この告知を何度も目にします。サンフランシスコとオークランドを結ぶベイブリッジが今月28日(水)午後8時から9月3日(火)午前5時にかけて全面封鎖になるというお知らせです。
1989年のロマ・プリエタ地震以来、耐震補強工事と新しい橋の建設が同時進行していたベイブリッジですが、その新しい橋(オークランド側のイーストスパン)がとうとう完成し、9月3日の開通に向けて最終工事に突入するのです。
といっても、橋脚を支えるボルトに欠陥が見つかったので、開通後も工事は続きます。「そんな状態で車を通して大丈夫なの?」と思い、地元メディアの記事などを読みましたが、「現在使われている橋の方がよっぽど危険」という意見もあるそうで、結局予定通りにレイバーデー・ウィークエンドに開通工事を決行することになったもようです。
ちなみに旧イーストスパンは、これから何年もかけて解体されるとのこと。「旧ベイブリッジを公園に!」なんていう計画もあったようですが、そもそも耐震性が疑われている場所なので、まぁ無理だったんでしょう。
そのかわりというわけでもないと思いますが、新しいイーストスパンには歩行者&自転車用のレーンが設けられています。が、しばらくはサンフランシスコとオークランドの間にあるイエルバブエナ島の手前までしか利用できないようです。現存の橋が通行の障害になっているため、解体工事が進んだ後にイエルバブエナ島に通じるレーンが完成する予定。でもサンフランシスコ側のウエストスパンは歩行者&自転車用レーンの建設はまだ模索状態なので、自転車(または徒歩で)ベイブリッジを渡れる日はまだまだ先のようです。
レイバーデー・ウィークエンドの開通工事をはじめ、ベイブリッジの耐震プロジェクトについての詳細は、カリフォルニア州交通局の公式サイトでどうぞ。