今春、ニューヨークのベイカリーで売り出されて以来、連日売り切れ、全米各地で同じような商品を売るお店が次々と出現して社会現象にまで発展しているクロナット(大げさ?)。クロワッサンっぽい生地をドーナツ状にして揚げるという、スイート好きにはたまらなそうなデザートが、サンフランシスコでも買えるようになりました。
お店は日本町の近くにある Fillmore Bakeshop(1890 Fillmore @ Bush)。噂のクロナットは「土曜日の午前9時から10時まで販売」と聞いたので9時を目指して行ったら、すでに列ができていました。
窓の外から厨房をのぞくと、作ってます作ってます。小さなテーブルの幅ぐらいある薄い生地を何層かに重ねた後、クッキーカッターみたいな型で丸く切って、さらに真ん中に穴を開けています。後ろではそれを揚げている姿が。作るそばから売れていくんでしょうねー。
待つこと45分、ついにゲットしました! この日のフレーバーは、シナモンシュガー(上)と塩キャラメルのチョコレートがけの2種類。1人4個までしか買えないので、あまり考えず2個ずつ購入しました。ちなみにこのお店では「D’s Nutz」という名前で売られています。ちょっと前までは「Kronut」だったんですが、Cronutを商標登録している本家から苦情がきたそうです。
ほほう。ちゃんと中が層になっています。たしかに新しい食感かも。長時間並んで買う価値があるかどうか分かりませんが、やみつきになる人の気持ちは分かるような気がします。でもこれ、カロリー高いんでしょうねー。
やっぱり途中でむいてしまいました。食べ方の視点からいうと、バームクーヘンに近いかも? フレーバーはシンプルなシナモンシュガーの方が私の好みでした。シナモンもかなり控えめでした。
ところでここで重大発表。実はこの Kronut 改め D’s Nutz、土曜日以外にも手に入ります! お店の人に聞いたところ「月火以外なら毎日あります」とのこと。フレーバーはシナモンシュガーだけ。数も限られているので午前9時ごろには売り切れてしまうそうですが、土曜日に並ぶよりはいいかも。ただ土曜日は特別にたくさん(500個と言ってました)作るので、売り切れる前に買える可能性が高い、ということだったんですねー。
ベイエリアではそのほかにもクロナットに似た商品を扱うお店が増えています。こちらにリストがあるので、興味のある方はぜひトライしてみてください。