サンタクルーズのちょっと北、ダベンポートという小さな町に有機栽培の「イチゴ狩り園」があると聞いて行ってきました。太平洋沿いを南北に走るハイウェー1号線上に黄色いトラックとサインが見えたら到着です。
農園の名前は Swanton Berry Farm 。敷地内には農園でとれたフルーツで作ったジャムなどを売る売店兼カフェや、キャンピングトレーラーを改造した雑貨屋さんがあって、予想外におしゃれ。趣味がよすぎて場違いな印象すらおぼえます。(←失礼)
でもまずはこっちへ。平日の午後で、しかもイチゴの季節も終盤だったからか畑に向かうお客さんはゼロ。不安な気持ちで400ヤード(車で)進みます。
イチゴ畑はこんな感じ。白いトレーラーに係の人がいて、摘んだイチゴの重さを量ってお金を払えばいいのかな?と思いきや、まったく人の気配がありません。
手順としては、好みの大きさの段ボールやバスケットを選んでイチゴを摘み、終わったら重さを量って1パウンドにつき2ドル50セントを払う、と書いてありますが、段ボールもバスケットも見当たりません。ので持参したバケツで作業に突入。
やっぱり時期外れなんでしょう、畑もかなり寂しい感じです。心配になって今ウェブサイトをチェックしたら「今年の収穫期は終了。来年5月に再開します」と書いてありました。タイムリーに役立たずなネタになってしまってすみません。
なので枯れ葉が目立っていましたが、ちゃんと探せば真っ赤なイチゴがいっぱいありました。これは双子!
小1時間ほど摘むと、バケツにズシッとくる重さになりました。太平洋を臨む畑でのイチゴ狩り、なかなかいい気分です。ちなみに作業中、畑には農園の人もお客さんも誰ひとり来ませんでした。
さて、どこで払うんだろうとウロウロしていると、農園の人が売店兼カフェの中に秤があると教えてくれました。こちらのお店のインテリアもオシャレです。実際ヒップスターっぽい若者グループがコーヒー片手に談話していました。
バケツごと重さを量り、横にあったノートブックにその結果と支払額を自己申告。レジもセルフサービスなのがこの農園の売りみたいで、「おつりは自分で取ってね」と書いてあります。ほかにもジャムやストロベリーショートケーキなどのデザートも並んでいて、そのお支払いもセルフサービス。徹底してます。
さぁイチゴも買ったし(バケツ8分目で6パウンド強でした)、雑貨屋さんをチェックしよう!と思ったら閉店してました。平日は午後5時、週末は6時まで営業だそうです。残念。でもやっぱりいい雰囲気。この藁ソファに座ると、目の前は国道と太平洋です。
Swanton Berry Farmはもうちょっとサンフランシスコに近いサンマテオ郡ペスカデロにも農園があって、そちらではブラックベリー、オラリーベリー(Olallieberry、初めて聞く名前です)、キーウィを栽培しています。現在は閉園中ですが、12月中旬からキーウィ狩りが楽しめるそうです(週末のみ)。次回はシーズンの始めに行って役に立つネタにしたいと思います。