ベイエリア随一のパンプキンのメッカ、ハーフムーンベイで「World Championship Pumpkin Weigh-Off(世界パンプキン測定コンテスト)」を見た後、パンプキンファームめぐりをしました。写真に写っているのは第2位のパンプキンで、重さ1894パウンド(約860キロ)。1位は大会新の1985パウンド(約900キロ)を記録しました。上位3位まではすべてナパ産。「世界」と銘打っているわりにはローカルな結果になりました。
では、ハイウェー1号線と280号線を結ぶ92号線に向けて出発。92号線沿いにはパンプキンを売るスタンドをはじめ、お化け屋敷なんかも併設したファームが大小合わせて6つぐらいあるので、この季節はいつも渋滞します。ファームのほとんどは海に近いエリアにあるので1号線からのアプローチをおすすめします。
まずは右手に見えてきた Pastorino’s へ。いかにも農場っぽい建物の中にはクリスマスやイースターの飾りも並んでいたりして、季節かまわず季節的なものを購入できます。裏のフィールドではパンプキンを選んだり、ロバに乗ったり、汽車(の形をした乗り物)に乗ったり、パンプキンファームならではのアトラクションが楽しめます。
ほかのファームと違うのは、いろんな植物を栽培する温室を公開しているところ。明るい温室の中をのんびりと見学できるのが特徴です。が、その中まで汽車が通って行ったりして驚きました。
お向かいは、子ども連れに(たぶん)一番人気の Lemos Farm。そのカラフルな様子が92号線越しに伝わってきます。車で移動するのは至難の業っぽいので、徒歩で挑戦します。
といっても、車がひっきりなしに通っているのでなかなかチャンスがありません。なので誰かが止まってくれたらダッシュ! でもやっぱり危ないので、横断歩道か信号をつけるべきだと思います。道の脇には「10分おきに横断できるよう交通整理をします」みたいなことが書いてありましたが、実際に誘導している現場には遭遇しませんでした。
では、スパイダーマンな馬が目印の Lemos Farm に入ってみましょう。ちなみに駐車場の入り口も、この馬が目印です。
この日は祭日だったこともあり、もう超満員。日差しは強いし、人は多いしでかなりカオスな状態でした。
Petting Zooも満員御礼。いや、お客さんでいっぱいというわけではないので、ちょっと違いますね。
とにかく秋っぽいデコレーションが満載なので、皆さんあちこちで家族写真を撮っています。もちろん真剣にパンプキンを選んでいる人たちもいて、楽しみ方は人それぞれ。ここに来るのが毎年の恒例行事になっている人も多いんでしょうね。
風船アートのテントもありました。カメラ目線のマーメイドにちょっとドキッ。そのお隣は耳のないキティちゃんでしょうか?
それにしても人が多すぎるので1号線に避難。ちょっと南に行ったところにある Bob’s Farm に移動しました。パンプキンを育てた畑でそのパンプキンを売る、という実直なタイプのファームです。今年は不作だったのか、それともすでに売れすぎたのか、ポツンポツンと置かれたパンプキンがちょっと悲しげ。でも静かだし、駐車も楽だし、ここは地味にナイスです。
干し草の束でピラミッドを作ってる途中みたいな展望台(?)から、太平洋を臨みます。左手の柵の中では子ブタやヤギが昼寝。右手の奥に見えるのは野菜売り場です。こちらはたしか年中オープンしてるはず。今度チェックしに来たいと思います。
最後にもうひとつ、さらに南にある Arata’s へ行きました。こちらも1号線沿い。前脚を上げて向かい合う鋼製の馬2頭と、オレンジのフィールドが見えたら到着です。
ここは干し草で作った巨大迷路が有名なんですが、今年はとうもろこしの迷路に変身していました。チケット8ドルはさすがに高い感じがしたので挑戦はせず。でもちょっと楽しそう。
お尻の大きなキングコングの立ち位置が毎年変わるのも、お約束っぽくておもしろい。実は今月Arata’sに行くのは2回目だったんですが、1週間しか経ってないのに移動していました。何か理由があるんだろうか。角の人の影が微妙なところに伸びるから?
そんなわけで、ハーフムーンベイの比較的知られているパンプキンファームを4つ紹介しました。今週末(10/19〜10/20)は Art & Pumpkin Festival がダウンタウンで催されるので、交通渋滞がさらにひどいことになる確率大ですが、できるだけ混みそうにない日を狙ってお出かけください。