フィルモアにリアルな銅像12体

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サンフランシスコ日本町近くの郵便局(または、その目の前にあるバス停)を利用する方はもうご存知だと思いますが、Geary Blvd 沿いのその郵便局の前に、こんなおばちゃんがいます。

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お隣のライブハウスでイベントがある時など、列を連ねる若者の群れの中でかなり渋いオーラを出しています。そして、近づいて観賞すればするほど、紙袋や肌のリアルすぎる質感に感心してしまいます。

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実はこれ、今年6月にスタートした Fillmore Sculpture Project という公共アートプログラムの中の作品で、Fillmore @ Gearyの交差点から約6ブロックのエリアを歩きながら、彫刻家 Seward Johnson 氏の作品12体を観賞できるようになっています。南に1ブロック行ったところにある広場には4体を展示。

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このホットドッグおじさんの表情が、銅像なのに柔らかくてびっくり。「屋台の上に本物のタマネギやレリッシュがこぼれてる」と思って見たら、これもフェイク。その徹底ぶりに脱帽です。

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この人たちは、あまりにも地域に同化していない感が漂っていて浮きまくりでした。

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それでも近づいて確認せずにはいられない質感。口の中の湿った感じとか、目の奥行きとか、すごいなぁ。

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ベンチで読書するお姉さんは、一瞬見落としてしまいました。この本の角っこ、リアルすぎます。

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「ストップサインにまで銅像を置いちゃうなんて」と思ったら、サインも銅像の一部でした。これ、間違えてみんな止まっちゃうんじゃないでしょうか。

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Fillmore Center のコートヤードにも2体あると聞いて足を運びました。初めて来ましたが、ベンチがいっぱいあって落ち着けそうな場所ですね。でも、どれが彫刻だろう。2秒ぐらい動きが止まっている人全員が彫刻に見えてきました。

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正解その1は、この人。色が塗られていないので、いかにも銅像です。本をのぞいたら、もちろんしっかりと字が刻まれていて、小学校の校庭にあった二宮金次郎の銅像を思い出しました。

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もう1人はこちら。何がすごいって、ゴミのディテールです。

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こんなにあったら一つぐらい本物のゴミが混じっていてもおかしくなさそうですが、見事にすべて作り物でした。もう降参です。

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なんだかんだで1時間強歩き回りました。「フィルモアを歩きながら足を止めてほしい」という、このプロジェクトの狙いどおりですね。12月末には撤去される予定なので、興味のある方は今のうちに散策にお出かけください。

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