まだまだラーメンブームが続いているらしいサンフランシスコですが、最近立て続けに2軒行ったので紹介します。まずは昨年12月に日本町にオープンした「らーめん山田屋」。ロサンゼルスやサンディエゴに6店舗を持つチェーン店で、20時間煮込んだ濃厚豚骨スープが自慢のお店です。
実は開店当時にもお邪魔したんですが、今回はメニューも新しくなって、おつまみやカレーなど品数も増えていました。アルコール類はまだサーブしていません。
まずはメニューの一番最初にのっている、とんこつラーメンにチャレンジ。別皿でやってきたのは追加トッピングの角煮です。角煮というより、超分厚いベーコン? 脂満載のお肉が好きな人はたまらないでしょう。私はすかさず白米を追加注文しました。
スープは確かに濃厚。麺は博多式に極細ストレートです。これは好みが分かれるところですが、細棒麺って思った以上にスープが絡むんですね。一口食べるごとに濃厚スープが口の中に広がり、すぐに満腹感がやってきそうな勢いでした。
ところでこれは開店当時の店内の様子。壁沿いと窓際にしかテーブルがなく、真ん中のがらんと空いたエリアは「ダンスフロア」なんて呼ばれていました。
今は大きなコミューナルテーブルが入り、天井もちょっと手が加わってかなり印象が変わりました。ちなみにここは以前「いろは」があったところです。奥の壁側と窓際は昔のブースをそのまま残していますね。
コミューナルテーブルでも食べてみました。今回はとんこつ醤油と、つけ麺。魚介風味のスープに太縮れ麺を合わせたつけ麺が、今のところのお気に入りかな。サービスもいい感じなので、また行こうと思います。
2軒目は、ダウンタウンにオープンした「ふじよし」。ディナーしか営業しない 「Kyu」というレストランを借りて、ランチタイムにラーメンを出すというPop-Upスタイルだと聞いて行ったのですが、どうやらその Kyu はイーストベイに引っ越し、ここは正式にフルタイムでふじよしになるそうです。
ちょっとラーメン屋っぽくないおしゃれな店内。Kyu は鮨と炉端焼きのお店だったようで、Yelpの写真を見ると若者向けのトレンディーなフュージョンレストランという印象を受けます。
ではではまずはアペタイザーを。左上から時計回りに「豊後とり天(鶏の天ぷら)」「中津からあげ」、餃子です。上のふたつは大分県の郷土料理だそうです。お肉の下味がしっかりしていて、柔らかい。出来立ての熱々をふむふむとうなづきながら食べていたんですが、どれも味付けが甘めなので、だんだん何を食べても同じ味になってしまいました。九州の醤油は甘いと聞いていましたが、ここまで徹底しているとは。
お次はラーメン。やっぱりメニューの一番上を、ということで豚骨ラーメンにしました。麺の種類を自分で選べるのがうれしいですね。豚骨には邪道かもしれませんが、縮れ麺にしてみました。
ラーメンの到着です。トッピングは何も追加しなかったので、これがスタンダード。スープはあっさり系の豚骨です。麺の写真を撮り忘れましたが、黄色くて縮れていて私好み。友人は醤油ラーメンでしたが、やっぱり甘めだったそうです。
シェフも店員さんも日本人で、居心地のいいお店です。自家製の高菜をサービスしてくれたので、またしても白米が欲しくなって「じゃこ飯」を注文したら、薬味と漬け物がセットで出てきました。こういう細かい心遣いがうれしいですね。ダウンタウンに行く機会があったら、またお邪魔したいです。
Ramen Yamadaya
1728 Buchanan Street @ Post/Sutter
午前11時30分~午後3時(ランチ)
午後5時30分~9時(ディナー)
火曜定休
Fujiyoshi
639 Post Street @ Taylor/Jones
毎日午前11時30分〜午後8時
(3月からは午後11時まで営業予定)
現金支払いのみ