室内退避が始まって6日 市内サンセット地区は

新型コロナウイルス感染対策として「室内退避勧告」とも「外出自粛令」とも訳せる「Shelter-in-place order」が3月17日、サンフランシスコを含むベイエリア7郡で始まりました。その後カリフォルニア州全域や他州でも同様の発令がありましたが、現在のサンフランシスコ(のサンセット地区)がどんな様子か、写真で紹介したいと思います。

16日の午後、翌日からの食料を調達しようとNoriega Streetのスーパーに行くと、感染を防ぐため入店できる人数を規制していました。外で待っている人たちも少し間隔を開けて立っているので列が長く見えます。

同じ日の夜、Luckyにも買い出しに行きました。トイレットペーパーや石鹸、水、缶詰、パンだけでなく肉類も売り切れていました。こうなると何が売れ残っているのか逆に気になります。

「Asian BBQ Salmon」と「Maple Bourbon Cod」でした。魚類ですね。

初日の17日は家で過ごしましたが、やっぱり外の空気が吸いたくなるものです。18日はバスに乗ってStonestownへ向かいました。このバスは普段から混まないので、車内もそんなに違和感はありませんでした。

ニュースではゴーストタウン化したダウンタウンの様子が取り上げられていましたが、住宅街は昼間も家にいる人が増えたからか、思った以上に人が歩いていました。

Trader Joe’sの店内は普通に賑わっていて、室内退避勧告が嘘のよう。でも私が店を出るときには、入り口で入場規制が始まっていました。

モールは数店がテイクアウトのみの営業をしていて、中に入るには正面玄関に設けられたセキュリティーデスクを通らないといけないシステムになっていました。駐車場は空っぽ。

そしてまた1日おいて20日。この日はオーシャンビーチ沿いを歩きながらSafewayへ向かいました。

車も人も普段より多い感じ。室内退避勧告は「食料買い出し」や「散歩」のための外出を認めていて、どのくらいの時間を室外で過ごすかは個人の判断に委ねられています。

この日は金曜日でしたが、駐車場はほぼ満車。というか、今や平日も週末も関係ないのかも。学校は閉鎖中だし、仕事も在宅か休みに入ってしまった人が多いはず。

合い言葉は「一緒に住んでいる人以外とは2メートルぐらい距離を置くよう心がけましょう」  。

歩いてたどり着いたSafewayも普通に混んでいました。店内には複数の警官の姿も。このSafewayはわりと問題が多く、夜間はパトカーが停まっていない方が珍しいぐらいなんですが、今日は特になにか取り締まるというよりは、その場にいることが任務といった印象でした。

入り口には張り紙があり、毎週火曜日と木曜日の午前9時まではお年寄りや持病を持つ利用客が優先的に買い物できるよう、皆さんも協力お願いします、とのこと。大手スーパーはどこも同じようにシニア枠を用意しているので、買い物に出かける際には気をつけたいと思います。

翌日の21日も天気がよくて、今度は波打ち際を散歩しました。昨日よりさらに人が増えていたかも。

ちなみにサンフランシスコの北のマリン郡は、ビーチなどにあまりにも人が集まるので市および郡、州が管理するビーチや自然保護エリアをすべて閉鎖すると今日発表がありました。

話はオーシャンビーチに戻りますが、この日は雲と水平線の間にほんの少し隙間があって、日没直前の太陽を見ることができました。携帯ではこれが精いっぱい。実際はもっと迫力のある夕焼けでした。

そしてまたSafewayへ。店員さんやほかの買い物客への感染を防ぐため、マイバッグの使用が禁止になっていました。肉類やパン類は補充されていましたが、今度は野菜コーナーが品切れ状態に。人々が買うアイテムに変化があったのか、単に荷下ろしのタイミングなのか、ちょっと気になるところです。

室内退避勧告発令から6日、自分の周りは特に目立った変化はありません。ただ、これが長引くにつれてどうなっていくのか、知り合いの中にも「こういう事態に備えて銃を所有している」という人が何人もいることが判明したり、少しずつ不穏な空気が流れ始めている気もします。明るいニュースといえば、タックスリターンの締め切りが延びたこと? でも、これも個人的には助かるけど、手放しで喜べないのが現状です。

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