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コースト・スターライトで鉄道の旅

明けましておめでとうございます。
今年は7月までサンフランシスコ市の最低賃金が上がらないので、違うネタで新年のスタートを切りたいと思います。

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なんと、ロサンゼルスです。
個人的にはあまり興味がなく、宿敵ドジャースの本拠地でもあるので近寄らないようにしてきた土地ですが、昨年1月にとても大事な用事ができたのでアムトラックで行ってきました。今回はその復路の旅行記です。

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アムトラックでレイクタホ旅行(最終回)

雪を求めてのサウスレイクタホ旅行。やっと最終回です。2泊3日とはいうものの、初日と3日目はアムトラックでの移動がメイン(?)なので、丸々遊べるのは2日目の今日だけ。普段ならまだ絶対寝ている時間に起き出して、Heavenly のゴンドラ乗り場にやってきました。天気いいなぁ。

今日はこのゴンドラで最終地点まで上がり、ドーナツ型のゴムチュームでそりのように遊べる Tubing Hill に行きます! が、念のためゴンドラ乗り場で係員のお姉さんに尋ねたら、Tubing Hill は雪不足でお休みとのこと。がーん。急遽、同じ市内にある雪遊び施設に電話したら「Yes! We are open! でもこの天気だと午後には雪が減るかも…」と返ってきたので、すぐそちらに向かうことにしました。

それがここ。Hansen’s Resort の Tube & Saucer Hill です。Heavenly Village から歩けなくもないけど、坂道がきつそうだったので公共バスを待つことにしたんですが、時刻表を見たらバスは1時間に1本! 結局、バス停に停まった Heavenly の送迎シャトルに乗せてもらい、この看板が見えたところで降ろしてもらいました。やっと雪遊びができます!

うわぁ、ギリギリだ。ノースリーブのおっちゃんは何をしているのかというと、近所の日陰から雪を盗んできては、せっせとコースに投げ入れているのです。涙ぐましい働きぶりに脱帽。なのでちょっと不安だったけど1時間遊んでみることにしました。お値段はレンタルチューブ付きで1時間15ドル。Heavenly は1時間30ドルなので、ちょうど半額です。

滑ってみると意外にスピードが出て、すぐ横が土というのもスリルがあっておもしろい。少しするとほかのお客さん(ほとんどが子ども連れ)もやってきて、家庭的な雰囲気になりました。ここでやっと、雪遊びにきたんだなぁと実感。でも1回滑るごとに階段で戻ってこないといけないので、暑いのも手伝ってぜえぜえです。Heavenly は自動のベルトコンベアーがお客さんを上まで運んでくれるのになぁ(だから料金が倍なのかも)。1時間遊んでギブアップ。でも充分楽しみました。

午後はほかにすることもないので、結局ゴンドラに乗りました。大人料金は往復で45ドルです。高っ! それにしても、みんなホイホイ乗っていくなぁと思ったら、スキーのリフト券を持ってる人はただで乗れるそうです。まぁそのリフト券の方が断然高いんですが。

ゴンドラはぐんぐんと上昇していき、すぐにこんな光景が見えてきました。ウェブサイトを読むと、てっぺんまで2.4マイル。4キロ弱をロープウェイで移動するなんて、人生初かもしれない。

ここで注意点です。このゴンドラは途中、展望台で一時停車するんですが、プラットホームは往路にしかありません。なので帰りは停まりません。景色が見たいのなら「帰りに寄ればいいや」なんて考えず、とにかく最初のストップが来たら降りましょう。

それにしてもいい天気です。景色もいいし、コーヒースタンドで何か温かいものを買ってのんびりしよう!と思ったら、売店もお休みでした。がーん。Heavenlyさん、雪のない平日はダメですね。

気を取り直してゴンドラに乗り込み、最終地点へ。そこには思った以上に雪がありました。やったー、雪だー!

そうそう。こんな光景を求めていたんですよ。なんだ最初からゴンドラに乗ればよかった。高いけど。

もしかしてこれって Tubing Hill? あるじゃん、雪!! 半額の Hansen’s Resort さんの何倍も!!! なんだかすごく騙された気分。(ところで今 Heavenly のサイトを確認したら、「Daily」と書かれていた営業日が「Saturday and Sunday」に変わっていました。これから行く方は事前に要確認です)

まぁ怒ってもしょうがないので、ゲレンデが見渡せる Tamarack Lodge でひと休みすることにしました。いかにも「山に来た!」って感じですね。小腹がすいたのでカフェテリア形式の売店をグルっと回りましたが、さすがは山の上のリゾート、お値段も超高級です。とりあえず水のボトル(5ドル!)とコーヒー(同じく!)を買ったんですが、このコーヒーというのが、渡されるのはスタバの紙コップだけで、あとは自分で注ぐというスタイルだったので、実は飲み放題!

途中からはココアに切り替えて、ホイップクリーム(缶のやつ)を思う存分のせて飲みまくりました。ココアなんて全然好きじゃないのに、雪山効果のおかげですごくおいしく感じました。

午後4時半になるとリフトもすべて止まり、人がぐっと減り始めました。ほんとはもっと雪を見ていたかったけど、ゴンドラもそのうち止まってしまうし、お腹もすいたので下山の時間です。次回は雪が積もったのを確認してから来ることにします。帰りのアムトラックは行きと何も変わらないのでレポートしませんが、アムトラックの旅、悪くないです。もっとちゃんと雪が見たいし、今シーズン中にもう一回どこかに行ってみようかな。

アムトラックでレイクタホ旅行(その4)

モーテルから歩いてちょっとのところに Lakeside Beach というビーチがあるので行ってみました。ゲートで囲まれたプライベートビーチですが、オフシーズン(9月〜5月)は一般にも開放されているようで、アクセスキーがなくても入れました。天気がちょっと微妙ですが、水は相変わらずきれい。誰もいなくて静かです。

山の上の方には雪があるのになぁ。

あまりにも人がいなくて寂しくなったので、徒歩圏内で一番賑わっていると思われる Heavenly Village へ。冬っぽいイルミネーションのスケートリンクでホリデー気分を味わうことにしました。

2泊3日の滞在期間中、一番頻繁に通ったのが、このスポット。スケートリンクの横に設けられた薪ストーブなんですが、手作り感あふれる細かい飾りがかわいいんです。隙間からチラチラ見える火を眺めながら、かなり長い時間ボーッとしていました。

雪がなくても冬場は火の周りがやっぱり人気。こちらはレストランのテラスなんですが、ドリンク片手に歓談する人で賑わっていました。頭上を行くのは Heavenly Mountain Gondola(日本式に言うとロープウェイ?)

明日はこれに乗って、雪で遊べるエリアに行く予定です。熊がかわいい。

お腹がすいたので歩いてカジノ方面へ。州境には Harrah’sHarvey’sMontbleuHorizon の4つのカジノホテルがあるんですが、オフシーズンの平日に食べ放題のバフェを営業しているのはHarrah’s だけ。しかも午後5時オープンのディナーのみで、朝食・昼食のバフェはありません。

「せめて週末に来ればよかったかなぁ」などと考えてるうちにネバダ州に到着。州が変わった途端にカジノ街が始まるのがおもしろいです。ここで事故が起きたら、どこの警察が来るんだろう。

Harrah’s のバフェは18階にあるので、眺めもナイス。これはレストランに続く廊下の窓から撮ったんですが、日没直後のレイクタホが見えました。お向かいの Harvey’s さんがちょっと邪魔ですが。

$19.99 + tax のディナーバフェは、期待以上でも以下でもなくといったところでしょうか。開店の5時に合わせて行ったら、すでにかなり長い列ができていたのが印象的でした。大学のカフェテリアを思い出させるデザートコーナーには、甘そうでしかも太っ腹サイズのケーキ類がいっぱい。食べ物を見て「アメリカにいるなぁ」としみじみ思うのは久しぶりでした。(最終回に続く

アムトラックでレイクタホ旅行(その3)

午前10時15分発レイクタホ行きのバスがサクラメントの Amtrak 駅を出発したのは、たしか10時50分ぐらい。乗り継ぎ客を乗せたバスの到着が遅れたのが原因でした。乗客数は35人ほど。満席ではありませんが、これ以上乗ってきたら息が詰まるかも、というレベルです。時刻表によると、目的地のステートライン(カリフォルニア州側)まで2時間半。ここにきて急に睡魔に襲われ、プラサービルのバス停まで寝てしまいました。前の席に座った女性も窓に頭を固定させて爆睡中。

そして! バスに揺られて1時間半ぐらいの地点で見えてきました! 雪です! 実は今回のレイクタホ旅行の目的は「雪を見ること」。新年明けてすぐの平日なら、宿泊代をセーブしつつホリデーの余韻を残した雪景色が見れるのではないかと1カ月ちょっと前にチケットを取ったんですが、その後カリフォルニア州の異常な干ばつがニュースで報じられるようになり、「レイクタホでは裸でビーチに横たわる人の姿も…」なんて書かれたりして、行く前から半分企画倒れ気味でした。でも、これぐらいの雪でいいんです。タホはもっと山の中だし、期待できるかも!

…なんて思った私がバカでした。朝4時45分に起きて、列車とバスを乗り継いでやってきたレイクタホ。雪はおろか太陽まで見えない裏切りぶりです。

これが雪景色だったら、どんなにきれいだったことか… 山の上の方に白く見えるのはスキーコースでしょう。スキー場はかろうじてオープンしているとニュースで読みました。

残念な気分のままステートラインのトランジットセンターに到着。場所はカリフォルニアとネバダのほんとに州境で、バス停の左がカジノ街、右がスキーリゾートの Heavenly です。このトランジットセンターはレイクタホ周辺を巡回する公共バスやスキーシャトルの発着点でもあるようで、乗り場がいくつもありました。

まったく季節感のない道を歩いて宿泊先に向かいます。これは途中で振り返ったときの図。右の茶色いエリアが Heavenly Village、奥のグレーっぽい建物が Harrah’s(カジノホテル)です。

トランジットセンターから(重い荷物を持って)歩いて10分ほどでモーテルに到着。料金が比較的お得だったのと、Expedia の点数 がよかったという理由で選んだ 3 Peaks Resort & Beach Club ですが、まぁ普通でした。お値段はたしか、ホテル税など全部入れて2泊で130ドル。目抜き通り沿いのモーテルも空き部屋がたくさんありそうな雰囲気だったので、予約なしの車の旅だったらもっと便利なところを見つけられたかもしれません。(まだ続く

アムトラックでレイクタホ旅行(その2)

さぁ、ものすごく久しぶりのアムトラック列車。2階建てなので迷わず2階に行きます。予想以上にきれいで近代的。チケットに書いてある「unreserved coach seat」は自由席ってことだろうと、好みの席を探します。

2人がけの席が向かい合って4席空いていたので、荷物と一緒に占領することにしました。通路を挟んでお隣りのビジネスマンっぽいおじさんは、同じ構成+大きなテーブル付き。ラップトップを置いて何やら忙しそうにタイプしていました。どの席も窓枠の下にコンセントがあるので、私もちゃっかり携帯電話を充電。

トイレもきれいでした。昔、どこかで乗った電車のトイレが、真下に向かって穴が空いてるだけだったのに比べれば雲泥の差。でも見学しただけで使いませんでした。写真で見ると、左右両方にトイレットペーパーが備わっているのが今さらですが気になります。

サクラメント着は午前9時48分を予定。2時間弱の列車の旅です。前半はサンフランシスコ湾→サンパブロ湾→サスーン湾と水際を移動していくので、ずっと窓の外を見ていました。この光景は初めて見たんですが、サスーン湾の予備艦隊(reserve fleet)だそうです。現在必要とされていない海軍の艦艇が数隻ずつ係留され、現役復帰または売却、解体を待ってる状態で、「ghost fleet」とも呼ばれているそうです。

なんて言ってるうちに州都に到着。あっという間でした。駅のホームでそれっぽい記念写真を撮ってからバスのターミナルに向かいます。ここの徒歩移動が意外に長く、キャスターの付いていないバッグで来たことを後悔。ちなみにアムトラックは通常、28″x22″x14″(70x55x35cm)以下の大きさで50パウンド(23キロ)以下の荷物を1人2つまで持ち込めます。今回乗ったCapital Corridorは頭上の荷物棚が浅いため、荷物の高さが低めに指定されていましたが、特に誰も気にしていない様子。バスは車内の荷物棚が小さいので、ほぼすべて車体下部の収納スペースに積み込まれます。

サンフランシスコとはまたひと味違う雰囲気のバスターミナルです。バスの行き先はレイクタホのほかにストックトンやレディングなど。フェリービルでも不思議に思ったんですが、アムトラックが運営しているバスなのに、車体にはAmtrakと書かれていません。乗車する際に運転手がチケットを確認するので乗り間違える可能性は低いんですが、「Amtrakって書いてなかったから乗らなかった」なんてことにならないよう気をつけてください。

1日1便のみ運行の10時15分発レイクタホ行きは停留所が4つ。ハイウェー50号線をひたすら東に走り、まずプラサービルに寄ってから、サウスレイクタホ、ステートライン(カリフォルニア州側)、ステートライン(ネバダ州側)に停まります。今回の目的地は、スキーリゾートの Heavenly に近いステートライン(カリフォルニア州側)。ここなら歩いてネバダ側のカジノにも行けるし、車がなくても便利そうという理由で決めました。(続く

アムトラックでレイクタホ旅行(その1)

平日の6時40分なのに、やけに閑散としたフェリービルディング前。それもそのはず。実は午後ではなく午前6時40分なのです。

目指すはフェリービルのお隣りにぽつんと建つアムトラック駅。駅といっても列車は通っていないので、厳密にはバス停です。でも、2万5000個のLEDで飾られたベイブリッジの向こうに朝焼けも見えて、ちょっと得した気分。(昨年3月にスタートしたベイブリッジのイルミネーションは、当初は日没から午前2時までの点灯でしたが、いつからか日没〜夜明けに変わったようです)

今日はアムトラックでレイクタホまで行くために午前4時45分(!)に起床。まずはMUNIでここまで来て、この後は7時10分発のバスでベイブリッジを渡ってエメリービル駅まで移動し、Capital Corridorと呼ばれる路線の524便でサクラメントまで鉄道の旅を体験します。最終目的地のサウスレイクタホ(正確にはネバダとの州境のStateline Transit Canter)まではまたバス。到着予定時間は午後12時45分です。料金は大人片道55ドル。

さぁ、バスに乗り込みます。こういう光景はわくわくしますね。7時10分発のチケットを買ったんですが、7時5分にも同じくエメリービル行きのバスがあり、結局そっちに乗ることに。乗客は20人ほど。朝6時台のMUNIもそうでしたが、早朝の交通機関って思った以上にお客さんが乗ってるんですね。

取り壊し工事が始まった旧ベイブリッジを見ながらアムトラックの旅のスタートです。運転手さんは慣れた口調で新ベイブリッジ建設時のエピソードなどを披露してくれて、まるでツアーバスに乗っているかのよう。なぜかアメリカの自然保護の父、ジョン・ミュア氏の話になり「John Muir was an awesome dude」と言ってたのが妙におかしかったです。

エメリービル駅は「サンフランシスコから一番近い、『列車が停まる』アムトラック駅」ということで、平日は15本、休日は11本のバスが両駅を結んでいます。雰囲気も一気に「駅っぽい」です。

7時55分発サクラメント行きのCapital Corridor 524便がホームに入ってきました。アムトラックに乗るのは人生でたぶん2回目ですが、初回は前世紀の話なのでほぼ初心者。どんな旅になるのか楽しみです。(続く