イースタンシエラ9日間の旅(その8)

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イースタンシエラの旅6日目です。今日も国道395号線を北上し、途中で50号線を右に曲がって、ネバダ州バージニアシティにやってきました。このままさらに北に40分ほど行けば、ラスベガスに次ぐ大規模なカジノ街があるリノ。南東に1時間ほど行けばレイクタホです。

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観光地だけあって写真を撮りたくなるアングルがいっぱい。さすがにゴールドラッシュ時代にピザはなかったと思いますが、カジュアルなレストランやバー、お土産屋さんが並んでいて楽しい雰囲気です。

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アンティークなのか、単に置きっ放しになっているのか、なんでもありの路地売店。日本で高く売れたりするのかなぁ。

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いつも思うんですが、路駐の車が絵的に邪魔です。とくに今日みたいな夏日に見ると暑苦しい。冷たいものを飲んでリフレッシュして、さっさと次の目的地レイクタホへ向かうことにしました。ちなみにバージニアシティの目玉イベント(?)「国際ラクダ&ダチョウレース」は毎年9月に開催されます。同時期にリノでは気球レース航空祭があるので、そちらを見に行く方はぜひバージニアシティにも足を伸ばしてみてください。

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そしてレイクタホに着いたら、いきなり雨。びっくりです。

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っていうか、雨じゃなくてひょうです。車の屋根にボコボコと落ちる音が気になって、もう少しで道沿いのカジノの立体駐車場に逃げ込むところでした。

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雨はあがったものの微妙な空模様。でも今回はこのビーチに来るのが目的だったので、12ドル(!!)の使用料(車1台につき)を払ってネバダ州立公園の Sand Harbor にやってきました。透き通った水、天気のおかげで静かなビーチ、そして水面に顔を見せるゴロゴロとした大きな岩たち。曇り空の下でも充分魅力的な場所です。

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なんか寂しげでレイクタホっぽくない一枚になりました。まぁ実際には、この隣りで若者グループがぎゃーぎゃー騒ぎながら岩から水に飛び込んでいたので、寂しげでも何でもなかったんですが。さて、西の空が少し明るくなってきたし、日没までこの辺で粘ってみることにしましょう。

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あたりに誰もいなくなって、今度こそ本当に寂しい感じになったころ、雲の隙間から太陽が顔を出してくれました。(写っていませんが)

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今日の残りの予定はリノに移動して食べて寝るだけ。なのでさらに粘ったら、空が燃えるよう。赤いレイクタホを撮ることができました。(続く)(前回の記事はこちら

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イースタンシエラ9日間の旅(その7)

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イースタンシエラの旅5日目です。今日はちょっとのんびりすることにして、まずはモーテルから歩いて行けるレストランで朝食。薬味がすべてタバスコ(!!)という、辛いもの苦手人間には理解不可能なテーブルセッティングを写真に収めてからドライブに出かけました。

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まずはリーバイニングから国道395号線を少し南下したところにある June Lake Loop へ。いくつかの湖を見ながら短時間でぐるっと回れるドライブコースです。もっと南に行けばスキーリゾートのマンモスレイクスがありますが、そこまで遠出をしなくてもプチリゾート気分が味わえるすてきな場所です。

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これが June Lake。青くてきれいで、それなのに人が少なくて静かという奇跡の湖です。

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この日は土曜日だったんですが、ビーチで見かけたのは子連れのファミリー2組ほど。子どもたちが泳いでいたので私も足だけ入れてみました。外は暑いのに水は予想以上に冷たく、泳ぐのは諦めました。

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プチリゾートドライブを楽しんだ後は、この辺で一番の観光地であるモノ湖へ。Tufa と呼ばれる石灰石の柱がニョキニョキと生えている塩湖なんですが、真っ昼間に来るのは失敗でした。お日様が真上にあるので風景に奥行きがなくなってしまい、Tufa の神秘的な佇まいが台無し。しかも暑いし。

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でも大学生グループと思われる若者たちは、その暑さを利用して泳いでいました。モノ湖には過去数回来ていますが、泳いでいる人を見るのは初めてです。根拠もなしに遊泳禁止だと思い込んでいたんですが、公式サイトを見たら「海水よりも塩度が高いので delightfully buoyant swim が体験できます」なんて書いてありました。「目や傷口に水が入るとめっちゃ痛いですよ」とも。

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大学生が泳げば、年配の方々は写生です。パラソル(日傘?)まで用意して、この暑い中ごくろうさまです。

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日中でも充分異空間ですが、やっぱりモノ湖は早朝や夕暮れ時に来たいです。今日はもうちょっと北へ移動したいので次回にリベンジということで。

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またまた国道395号線を北上の図です。のどかです。

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途中から景色がガラッと変わって、川沿いをくねくねと進むルートに変身しました。Walker River という川だそうですが、川辺に涼しげなスポットがあったのでちょっと休憩。川の流れる音を聞きながらのうたた寝、最高でした。

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そして到着したのはネバダ州。いきなりカジノです。部屋が安いかな〜と思って泊まったんですが、以前に比べるとそれほど安くもないような… カジノ=格安宿泊料の方程式は過去の話なんでしょうか。レストランに向かう途中にギャンブルゾーンをのぞいてみましたが、窓がなくて、昼も夜も関係ない照明&タバコの匂い。これまでとはまったく違う世界に来てしまった感バリバリです。

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なので、ここぞとばかりに普段食べないプライムリブなんかを注文してみました。この日のディナースペシャルだったんですが、これにサラダ or スープが付いて$9.99。まぁまぁおいしかったです。

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ホテルの敷地内にコインランドリーがあったので、旅行も折り返し地点だし洗濯することに。そしたらすごくきれいな夕焼けが見えました。せめてカジノホテル以外の場所にいたかったなぁ。明日もいい天気だといいなぁ。(続く)(前回の記事はこちら

イースタンシエラ9日間の旅(その6)

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イースタンシエラの旅4日目です。ビショップから国道395号線をさらに北上して、モノ郡リーバイニングにやってきました。石灰石の柱が生える不思議な塩湖、モノ湖に近く、数マイル南下すればヨセミテ国立公園へと続く州道120号線(通称タイオガロード)にアクセスできる便利な場所なので、宿泊施設はどこもわりと高め。その中でとても良心的な値段を提示してくれたのが、このモーテルでした。予約を受け付けず、毎日午後4時に窓口をオープンして先着順に部屋を貸すというシステムで運営しているそうですが、この日はたまたま管理人の方がいて、午前10時でしたが空き部屋があるというので迷わずゲット。これで心置きなくヨセミテに行くことができます。

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タイオガロードに入ったら雪! 6月なのに雪が見えました。ヨセミテの入り口でもあるタイオガパスは標高3013メートルなので、運がよければ周りにもっと雪が残っているかも?

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はい、タイオガパスを通過してすぐの景色です。とても清々しくて心が洗われますが、残念ながら雪は遠くに見えるだけ。

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これは不思議な形をした Lembert Dome。頂上を目指して登る人がたくさんいて、その姿がどんどん小さくなっていくのが印象的でした。

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ヨセミテの中で一番と言っていいほどお気に入りの場所、Tenaya Lake です。真ん中に小さく見えるピクニックテーブルはこの辺の特等席でしょう。

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今日もいい天気。ここで1日のんびりしたいところですが、入園料も払ったことだし、貧乏性なので次に向かいます。

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タイオガロード沿いのビューポイント、Olmsted Point です。ハーフドームが見えることで知られていますが、個人的には駐車場から丘(岩?)を少し登った場所がおもしろかったです。

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こんな構図の写真を何枚か撮り、もっと上に歩いてハーフドームもパチリ。雲がいい感じに流れています。

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お決まりのスポットでも一応記念撮影。こういう写真はたまに小ネタで使えるので外せません。この後、滝を見たりしながらヨセミテバレーをぐるりと回り、食事休憩を取って次の目的地へ。

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自然のパノラマ展望台、Glacier Point です。ヨセミテに来たら、夕焼けはぜひここで見たいものです。眼下のヨセミテバレーからハイキングで登ってくる強者さんたちもいらっしゃるようですが、「Four Mile Trail」と名付けられた約5マイルのハイキングコースは標高差が975メートル!! 到底無理なので素直に車で行きました。ヨセミテバレーはほんとに真下なのに、車でさえ1時間かかります。

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日没が近づくにつれて雲が薄れてきて、ドラマチックな夕焼けは次回までおあずけとなりました。でも雲がなくても充分雄大な夕景です。しばらく何もしないで、ぼーっと眺めていたら、「30分後にここで星座講座が始まりまーす」とのお知らせ。夏期の金、土曜日はパークレンジャーによる無料星座講座があるんだそうです。今夜の宿は確保済みだし、せっかくなので大きな岩に寝っころがって星座について学んでみることにしました。そしてこれが予想以上におもしろかった。パークレンジャーの方がレーザーポインターで夜空を指しながら星座について説明してくれるんですが、そのレーザーの光がほんとに星に届くかと思うぐらい遠くまで伸びるんです。肝心の星座のお話はもう半分以上忘れてしまったので、またいつか同じ講座を聞きにいきたいと思います。

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すっかり真っ暗闇になってしまった Glacier Point を10時すぎに出て(写真はその2時間前のものです)、ほかに車が走っている気配すらないタイオガロードをひたすら逆戻り。モーテルに着いたのは12時45分でした。長い1日だった〜。でもヨセミテを見て回るには全然足りない1日でした。(続く)(前回の記事はこちら

イースタンシエラ9日間の旅(その5)

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マンザナーの強制収容所跡地を出発したのは午後4時ごろ。国道395号線をさらに北上してビッグパインの町で168号線に右折、シエラ・ネバダとは395号線を挟んで向かい側にあるホワイト山脈に突入しました。ホワイトマウンテン・ロードに入り、くねくねの山道を辛抱強く走ることしばし。5時半すぎに目的地の Ancient Bristlecone Pine Forest の駐車場に到着しました。

ここは地球一長寿の樹木、ブリストルコーン・パイン(日本名はイガゴヨウマツだそうです)が生息する森で、樹齢4000年を超える古代松を見ることができます。昨年、この保護区内で発見された最高齢と思われる木はなんと樹齢5065年。紀元前3051年に発芽ということになり、古代エジプトでさえまだ初期王朝時代で、ピラミッドなんてまだまだ未来の話という大昔です。

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ビジターセンターのある駐車場は、2種類のループ状のハイキングコースの発着点でもあります。樹齢約4800年の Methuselah と呼ばれる木がある Methuselah Walk(全長4.2マイル)も惹かれますが、日没まであまり時間がありません。スタート地点からして標高3000メートルという高地ハイキングだし、無事に生還できる可能性の高い Discovery Trail(全長1マイル)を選びました。

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前半は上り坂。ちょっと歩いたらブリストルコーンらしき木が見えてきました。一見枯れているみたいに樹皮が乾いていて、幹はくねくね。高地の乾燥した土壌で積雪や強風に耐えながら極端にゆっくり成長する特性があるらしく、樹齢4000年を超えてもそれほど大きな木にはならないそうです。これは何歳ぐらいなのかな。

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横に倒れている人がいたので、近づいて接写。長い年月が生んだうねりが、まるで芸術作品のようです。しかもよく見ると根っこは地面につながっていて、まだ生きていることを示しています。すごい。

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だんだん息切れがしてきました。コースの頂上まであと100ヤード(約90メートル)の看板が見えました。がんばるぞー。

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ブリストルコーンも応援してくれているように見えます。それにしても「斜面+岩」という、ものすごい条件の場所に立っていますね。その生命力、ちょっとでいいから分けてほしいものです。

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後半の下り坂は風景がガラリと変わりました。赤茶色の岩石(?)はもともと海底に堆積していた泥岩だそうで、そういう意味ではブリストルコーンよりも圧倒的に古い産物です。それに比べたら人間なんて…ていうか、遠くに見える山々って、もしかしてシエラ・ネバダじゃなくてホワイト山脈? この後、またあれを越えて395号線に戻らないと泊まる場所が見つけられないってこと? ちょっとロマンティックな気分になっていたのに、一気に現実に引き戻されました。

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でもそんな現実も、この木が目の前にドドーンと現れた瞬間に吹き飛びました。これは誰もが写真を撮りたくなる光景でしょう。ねじれにねじれながら、それでも空に伸びていく力強さ。今日の宿なんてどうでもいいから、ずっとこの木を見ていたいと半ば本気で思いました。

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反対側からも一枚。生命体の神秘みたいなものを感じます。自然はすごいです。

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後ろ髪を引かれる思いで神秘の古代松に別れを告げ、残りわずかのハイキングを再開。心なしか手を振ってくれてる? 絶対にまた来るぞ〜と心に誓いながら駐車場に着くと、三脚とカメラを背負った男性が終着点からハイキングコースに入っていくところでした。きっと、あの木を撮るんでしょうね。星空の下や雪が積もった日に撮ったら、ますます神秘的に写るんだろうなぁ。(ちなみに冬は積雪で山道が封鎖されてしまうので、シーズンは5月中旬〜11月だそうです)

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地図を見たら395号線に戻る近道があったので未舗装ですが進んでみました。そしたら窓の外にダイナミックな雲が見えたのでパチリ。この道は途中から急勾配の本格的なオフロードになってしまい、結局来たときと同じ道を通って下界に戻る結果になりましたが、なにごとも経験です。この辺りで一番大きな町、ビショップでモーテルを見つけ、デニーズで夕食を食べながら今日1日を振り返りました。SF映画の砂漠から日系収容所を経て、地球一長寿な古代松の森を歩いてデニーズ。旅って不思議です。(続く)(前回の記事はこちら

イースタンシエラ9日間の旅(その4)

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イースタンシエラの旅3日目です。朝ご飯を食べてから再び Alabama Hills へ。めちゃめちゃまぶしいです。山の上の方、一晩で雪が積もったんでしょうか?真っ白です。

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あれ?雪は?ここに辿り着くまでに溶けたんでしょうか。今日も容赦なく暑いです。そんな真夏日の中、一人の男性が三脚を立てて、セルフポートレイトを撮っていました。両腕を横に広げたポーズで何枚も撮っているので不思議に思って尋ねたら、なんとこのスポット、「Iron Man」(2008年)で主人公の武器商人(ロバート・ダウニーJr.)が新兵器の実演をするシーンに使われたんだそうです。

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ちょっと写真を拝借して… ああ、覚えてる覚えてる。このシーン、インパクトありました。そして上の写真と比べると、亀裂の入った岩、丸みがあって平べったい岩、その後ろのゴツゴツした岩、ちょっと角度が違いますが確かにこのスポットです。プチ感動…

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細かく調べたらもっといろんなロケーションが見つかりそうですが、そろそろ Alabama Hills ともお別れ。最後に公園内で一番有名だと思われる Mobius Arch を見に行きました。ここは親切にトレイルが設置されていたので、迷うことなく見つけることができました。

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東側(この写真でいうと左側)から撮ると、ホイットニー山がちょうどアーチの中に収まる構図になるんですが、残念ながら超逆光だったので断念。夜空の下で撮ったものとか、とても幻想的な写真もあるので、興味のある方は「Mobius Arch」でググってみてください。

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これは反対側からの構図。これはこれで面白いかな。どちらにしろ今度はもっと準備をして、早朝や夜に撮影に来たいと思います。

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そして国道395号線を10マイルほど北上したら、ハイウェイ沿いにいきなりこれが。

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名前は何度も聞いていましたが、実際に来ることになるとは何故か想像していなかったマンザナー強制収容所の跡地です。第二次世界大戦中に強制的に立ち退きを命じられた日系人約12万人のうち、1万人強の収容先となった場所で、現在は国定史跡に認定され国立公園局の管理下にあります。

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当時の木造のバラックはすべて撤去され、だだっ広い土地の真ん中に妙に近代的なビジターセンターが立っています。マンザナー高校の一部だった建物を改築して2004年にビジターセンターおよび資料館としてリオープンしたそうです。ちなみに入園料や入館料、駐車料などはいっさいなし。無料です。(2014年9月現在)

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内部の展示はなかなか興味深いものでした。一番奥の壁は、収容者全員の名前が書かれたパネルでほぼ埋め尽くされ、その横の収容所全体のミニチュア模型を見ても、1万人という人数が不自由な土地に隔離され有刺鉄線に囲まれて生活していた異常な事実に驚きます。

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一方で当時の暮らしぶりを紹介する展示には野球のグローブや剣道の面、ゴルフトーナメントのトロフィーなどが飾ってあって「そんなに過酷な暮らしでもなかったのかな?」と思わせます。写真や資料は「記録係」に徹していて、いまひとつ説得力に欠ける気がするし、誰をも刺激しすぎない内容の展示を心がけると、こうならざるを得ないのかなと考えてしまいました。日系人強制収容の歴史は今でも複雑でデリケートな問題なんですね。

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ビジターセンターを出て、次は車で史跡内をぐるっと回ります。距離にして3マイルほど。数棟のバラックが復元されていて中を見ることができます。

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こちらは食堂ですね。本当にこんな造りだったのかは不明ですが、展示パネルには「午前3時半に養鶏場で卵を集め、4時に豆腐作りを開始。4時半から調理を始め、7時に朝食…(中略)…午後5時半に夕食、8時からダンスや映画上映、ミーティングなど」と書かれていました。

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そしてマンザナーで最も神聖であり、有名でもある場所に辿り着きました。てっきり跡地の中心にあるものだと思い込んでいたんですが、敷地の一番奥の、シエラ・ネバダとの間に何もさえぎるものがない場所にそれは立っていました。

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これがその慰霊塔です。写真で何度も見たことがありますが、本当に山を背景に静かに立っているんだなぁと実物を見て感動しました。収容時代にマンザナーで死亡した日系人は135人以上。この土地に埋葬された人は15〜80人とされ、現在も小さなお墓が5つほど残っています。

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慰霊塔の周りはきれいに掃除されていて、千羽鶴や石やコインなどがたくさん置かれていました。毎年4月の最後の日曜日に、収容体験者やその家族をはじめ、強制収容についてもっと知りたいというさまざまな人種・世代が集まる 「Manzanar Pilgrimage」が催されると聞いたので、その名残りかもしれません。この日はまわりに誰もいなくて、本当に静かな時間が流れていました。ちょっと異次元に迷い込んだような静けさ。そういう意味でもまた遠くに来てしまったなぁ。(続く)(前回の記事はこちら

イースタンシエラ9日間の旅(その3)

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イースタンシエラの旅、2日目の続きです。Silver City を出て178号線を東に戻り、イースタンシエラの大動脈とも呼べる395号線を北上します。この国道はシエラ・ネバダの東側を本当に沿うように南北に走っているので、車からの景色はわりとずっと同じだったりします。もちろん、いい意味での「同じ」です。

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2時間半ほどで人口2000人ちょっとの町、ローンパイン(Lone Pine)に到着しました。これがメインストリート。平和な感じです。

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そして、そのメインストリートからの眺めがこれ!! 真ん中にどどーんと見えるのが、アメリカ本土最高峰のホイットニー山(標高4421メートル)です。ちなみにアラスカ州を含むと全米12位まで順位が落ちます。アラスカってすごいですね。

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ローンパインからホイットニー山に向かう Whitney Portal Road を少し走り、本日2つ目の目的地 Movie Road に辿り着きました。ここも暑いです。

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でも、目の前に広がる景色が暑さを忘れさせてくれます。西部劇の中に迷い込んだような、はたまた違う惑星に不時着しちゃったような、そんな非日常的な風景。で、なぜ Movie Road と呼ばれているかというと…

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やっぱり数々の映画やテレビドラマがここで撮影されているからです。Wiki によると、1920年代以降、約150本の映画と10本強のドラマの舞台になっているとか。道路の脇に地図があったのでチェックしましたが、西部劇に疎い私にはちんぷんかんぷん。ローンパイン映画歴史博物館のサイトでガイドブックがダウンロードできるようになっていますが、それでもよく分かりませんでした。

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未舗装の道を好きなスピードで進み、ときどき停めて歩いて撮影。たま〜に他の車とすれ違うだけで人の気配はほとんどありません。なんて贅沢な空間。

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丸かったり尖っていたり、とにかくいろんな形の岩があって、何を撮っていいのか悩むこともしばしば。

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これは(たぶん)Eye of Alabama と呼ばれるアーチです。実は旅に出る前にいくつかの見どころの位置を携帯電話の地図に保存してきたんですが、電波が届かないから何の役にも立たず、それでも見つけようとウロウロ歩いていたら、今度は車を停めた場所が分からなくなるというまさかの失態。暑いのに嫌な冷や汗をかきました。

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無事車に辿り着けたので、後はドライブを楽しむことにしました。車の影がUFOのよう。

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このエリア一帯は Alabama Hills という公園なんですね。公園の北端に看板があったのでパチリ。キャンピングカーを何台か見かけましたが、確かに何日も滞在して探索してみたくなる場所です。

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砂漠から雪山へ。このコントラストがすごいです。

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これは Heart Arch ですね。もっと近づいて撮ろうと試みましたが、これ以上ハートっぽい形には撮れませんでした。

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さぁ今日の日もそろそろ終わりです。このギザギザの中にはホイットニー山も含まれているんでしょうか。

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町に戻って夕飯です。普段は全然食べたいと思わないのに、旅に出るとなぜか頼んでしまうのがこれ。

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Chicken Fried Steak(または Country Fried Steak)です。ここのお店はご親切に Beef という単語を足していますね。しかもその下に Chicken Fried Chicken なんてメニューまであります。で、Chicken Fried Steak。チキンなの?ビーフなの?と気になる方はこちらでご確認を。ある意味、1日目に食べられなかった Wiener Schnitzel を食べたってことになるんでしょうか。

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2日目最後のショットは、モーテルの近くのスーパーで見かけたアルコール類のショーケース。なにかものすごい場違い感が漂ってます。同じカリフォルニア州なのに、ずいぶん遠くに来たなぁ。(続く)(前回の記事はこちら

イースタンシエラ9日間の旅(その2)

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イースタンシエラの旅、2日目です。今日はリッジクレストを出発して178号線を西に向かい、シエラ・ネバダ山脈の中にちょっと入って戻ってきます。といっても山脈の端っこの、わりと標高が低いエリアですが。

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朝食は、モーテルのロビーに用意されていたタダ飯コーナーでセルフサービスのワッフルを焼きました。慣れていないのでこんな出来上がりでしたが、オレンジジュースやコーヒー、フルーツも貰えたのでラッキー。

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178号線沿いに湖が見えたのでひと休み。Lake Isabella と書いてありましたが、ダムのために建設された人工湖なんですね。

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本日最初の目的地はここ、Silver City です。リッジクレストから1時間ほどで到着。暑いです。

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これまた映画のセットのような佇まい。それもそのはずで、この Silver City 、ゴールドラッシュ後に廃墟化した近郊の集落から建物を運び入れて形成された「博物館的なゴーストタウン」なんです。

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5ドル50セントの入場料を払ってゲートをくぐると、公式ガイドのIzzyくんが出迎えてくれました。

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ほら、案内してくれてます。でも真っ昼間の容赦ない日差しにはうんざりな様子で、この後どこかに消えてしまいました。

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とにかく暑いんです。もっと早い時間 or 夕方に来れば、いろいろと違ったアングルから写真が撮れたと思うんですが、まぶしすぎて集中できません。

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教会に逃げ込んだものの、なんとなく気が落ち着きません。そういえばこのゴーストタウンは、幽霊も出る「Haunted Ghost Town」なんだそうです。暗くなってから来たら怖そうです。まぁ営業は午後4時(夏期の週末は5時)までなので、確かめられませんが。

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敷地内にはアンティークショップもありました。もっとゆっくり見て回りたかったんですが、今日はもう一つ行きたい場所があるので早々に退散。次回は夏の昼間を避けて訪ねたいと思います。(ちなみに冬期は週末のみオープン)

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178号線を東に戻り、シエラ・ネバダ山脈の東側を南北に走る395号線へと向かいます。途中、山のような砂漠のような不思議な風景に遭遇したので記念撮影。

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ふと携帯を見ると「No Service」の文字。電話も通じないってことですよね? 約1日でずいぶん遠くに来たなぁ。(続く)(前回の記事はこちら

イースタンシエラ9日間の旅(その1)

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昨年6月にシエラ・ネバダ山脈の東側(Eastern Sierra)を中心に9日間旅をしました。写真をたくさん撮ったので思い出しながら紹介したいと思います。

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初日の目的地はランズバーグ(Randsburg)です。カリフォルニア州カーン郡にある小さな町なんですが、1895年に近郊で金が発掘され、1899年には3500人以上が住むほどの町に成長。採鉱産業の衰退とともにゴーストタウン化したものの、まだ住人が住んでいて「Living Ghost Town」と呼ばれています。午前11時ごろサンフランシスコを出発し、ベーカーズフィールドで思わず食べ放題の食事休憩を入れてしまったので、到着したのは午後6時半すぎ。普段はもっと観光客がいるとのことですが、日没が近いからか町はガラーンとしていました。

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町の中心部(?)にあるジェネラルストア。いい味出してます。旅行の計画を練っている時にこの建物の写真と出会ってしまい、旅程を変更してしまったほどです。

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しかも毎日(水曜を除く)普通に営業しているんです。到着が遅かったので残念ながら閉まっていましたが、公式サイトを見ると日用品を販売するジェネラルストアであると同時に、レストラン&アイスクリームパーラーでもあるようで、「biggest banana splits you have ever seen!」が自慢のようです。

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ほかにもアンティークショップやギャラリーなどが数店ありましたが、すべて閉店済み。旅行者案内所サイズの博物館も、もちろん閉まっていました。

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この3軒、いいですね〜。ここの歩道だけ舞台のように一段高くなっていて、映画のセットのようでした。

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地理的にはモハベ砂漠に近いんですね。半日でずいぶん遠くに来たなぁと、サボテンを撮りながら急に思ったりしました。

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不思議なベンチ。こんなところに座ってのんびりしたかったんですが、そろそろどこか泊まる所を探さないといけません。

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町中で扉が開いていたのは、この小さな留置所だけ。歴史を感じさせますが、滞在する場所ではありません。

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フォトジェニックな町に別れを告げて、ここから一番近い都市(都市?)であるリッジクレスト(Ridgecrest)へ向かうことにしました。次に来ることがあれば、ジェネラルストアでバナナスプリットを食べたいです。

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リッジクレストのモーテルで部屋を取ってから夕食へ。実はまだ一度も入ったことがなかった Wienerschnitzel に挑戦しました。

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世界最大のホットドッグ・チェーン店らしいので素直にホットドッグを食べたんですが、う〜ん微妙。店の名前である Wiener Schnitzel はメニューにありませんでした。なーんだ。(続く