イースタンシエラの旅4日目です。ビショップから国道395号線をさらに北上して、モノ郡リーバイニングにやってきました。石灰石の柱が生える不思議な塩湖、モノ湖に近く、数マイル南下すればヨセミテ国立公園へと続く州道120号線(通称タイオガロード)にアクセスできる便利な場所なので、宿泊施設はどこもわりと高め。その中でとても良心的な値段を提示してくれたのが、このモーテルでした。予約を受け付けず、毎日午後4時に窓口をオープンして先着順に部屋を貸すというシステムで運営しているそうですが、この日はたまたま管理人の方がいて、午前10時でしたが空き部屋があるというので迷わずゲット。これで心置きなくヨセミテに行くことができます。
タイオガロードに入ったら雪! 6月なのに雪が見えました。ヨセミテの入り口でもあるタイオガパスは標高3013メートルなので、運がよければ周りにもっと雪が残っているかも?
はい、タイオガパスを通過してすぐの景色です。とても清々しくて心が洗われますが、残念ながら雪は遠くに見えるだけ。
これは不思議な形をした Lembert Dome。頂上を目指して登る人がたくさんいて、その姿がどんどん小さくなっていくのが印象的でした。
ヨセミテの中で一番と言っていいほどお気に入りの場所、Tenaya Lake です。真ん中に小さく見えるピクニックテーブルはこの辺の特等席でしょう。
今日もいい天気。ここで1日のんびりしたいところですが、入園料も払ったことだし、貧乏性なので次に向かいます。
タイオガロード沿いのビューポイント、Olmsted Point です。ハーフドームが見えることで知られていますが、個人的には駐車場から丘(岩?)を少し登った場所がおもしろかったです。
こんな構図の写真を何枚か撮り、もっと上に歩いてハーフドームもパチリ。雲がいい感じに流れています。
お決まりのスポットでも一応記念撮影。こういう写真はたまに小ネタで使えるので外せません。この後、滝を見たりしながらヨセミテバレーをぐるりと回り、食事休憩を取って次の目的地へ。
自然のパノラマ展望台、Glacier Point です。ヨセミテに来たら、夕焼けはぜひここで見たいものです。眼下のヨセミテバレーからハイキングで登ってくる強者さんたちもいらっしゃるようですが、「Four Mile Trail」と名付けられた約5マイルのハイキングコースは標高差が975メートル!! 到底無理なので素直に車で行きました。ヨセミテバレーはほんとに真下なのに、車でさえ1時間かかります。
日没が近づくにつれて雲が薄れてきて、ドラマチックな夕焼けは次回までおあずけとなりました。でも雲がなくても充分雄大な夕景です。しばらく何もしないで、ぼーっと眺めていたら、「30分後にここで星座講座が始まりまーす」とのお知らせ。夏期の金、土曜日はパークレンジャーによる無料星座講座があるんだそうです。今夜の宿は確保済みだし、せっかくなので大きな岩に寝っころがって星座について学んでみることにしました。そしてこれが予想以上におもしろかった。パークレンジャーの方がレーザーポインターで夜空を指しながら星座について説明してくれるんですが、そのレーザーの光がほんとに星に届くかと思うぐらい遠くまで伸びるんです。肝心の星座のお話はもう半分以上忘れてしまったので、またいつか同じ講座を聞きにいきたいと思います。
すっかり真っ暗闇になってしまった Glacier Point を10時すぎに出て(写真はその2時間前のものです)、ほかに車が走っている気配すらないタイオガロードをひたすら逆戻り。モーテルに着いたのは12時45分でした。長い1日だった〜。でもヨセミテを見て回るには全然足りない1日でした。(続く)(前回の記事はこちら)
ピンバック: イースタンシエラ9日間の旅(その5) | もっとサンフランシスコ
ピンバック: イースタンシエラ9日間の旅(その7) | もっとサンフランシスコ